Windows上にPerlの環境構築をする方法。Strawberry Perl,cpm,perltidy,perlcritic
このページでは、Windows上にPerlの環境構築をする方法を解説していく。
開発環境
- Windows11
ちなみに、Windows10でもできた。
やり方
Perl本体のインストール
Windows上にPerlをインストールするためには、Strawberry Perlを使うと良い。
似たようなものにActive Perlがあるが、Active Perlはメールアドレスを登録しないといけなったりして面倒だったので、 Strawberry Perlの方をお勧め。
上記のURLからアクセスするとRecommended version:という項目があるので、そこからインストーラーをダウンロードし、 Perlのインストールをする。
その後、PATHを通す。環境によって異なると思うが、デフォルトだとC:\Strawberry\perl\bin
をPATHに通すと良い。
cpm(cpan client)のインストール
Perlのパッケージマネージャと言えば標準のcpanやcpanmが有名だが、最近だとcpmがおすすめ。cpanmよりも高速にmoduleをダウンロードできる。
インストール方法は以下のコマンドを実行するだけ。Windowsではcurl
ではなくcurl.exe
で実行することで、curlコマンドを実行できる。
curl.exe -fsSL https://raw.githubusercontent.com/skaji/cpm/main/cpm > cpm; "@perl -x %~f0 %* & goto :EOF`n$(Get-Content cpm -Raw)" | Set-Content cpm.bat; Remove-Item cpm
.\cpm.bat --version
後は好きなディレクトリにcpm.batを入れてPATHを通すとOK。
上記のコマンドはcpmのgithubリポジトリからcpmスクリプトを取得した後、batch scriptに変換している。
Perlスクリプトの先頭に以下のコードを追加して、拡張子を.bat
にすることで、そのバッチスクリプト自身と引数をPerlに渡す処理をするバッチスクリプトが作れる。
@perl -x %~f0 %* & goto :EOF
Perlではオプションに-x
を付けることで、shebang(#!/usr/bin/env perl
)からコードを読み込む、という処理をしてくれるようになる。
perltidy, perlcriticのインストール
開発効率を上げるためにも、この2つもインストールしておきたい。
cpm install -g Perl::Tidy
cpm install -g Perl::Critic
後は、自分が使っているエディタの拡張機能を入れればよい。