HDDをWindowsとUbuntuの両方で使えるようにフォーマットする方法
この記事では、HDDをWindowsとUbuntuの両方で使えるようにフォーマットする方法を解説する。
開発環境について
- Windows 11
- Ubuntu 24.04
まずは結論から
Windows側でHDDの初期化を行い、フォーマットをexFAT
で行うのが最善。
HDDをexFATでフォーマットする方法
では、exFATでフォーマットする方法を詳しく見て行こう。
やり方は以下の手順をやればOK.
- Windowsキー + X を押して、メニューから「ディスクの管理」を選択
- 何もしていなければ、HDDが「未割り当て」や「未フォーマット」として表示されているはず
- 未フォーマットのHDDを右クリック → 「ディスクの初期化」「GPT」を選択
- 未割り当て領域を右クリック → 「新しいシンプルボリューム」
- ウィザードが開くので、OKを押す。ただし、ファイルシステムは exFATを選択すること。
これでOK。
exFATとは
exFATとは、Microsoftが開発したファイルシステムであり、WindowsとmacOSの両方でサポートされている。
「exFAT ファイル システムの仕様 - Win32 apps | Microsoft Learn」によると、2008年に発表され、2019年に仕様が公開されたようだ。
従来のFAT32と比べて、大きなサイズのファイルを扱えるようになっている。
ただ、仕様の発表が割と最近なせいなのか、Linux側の対応が十分でない感じがある。
注意: Ubuntu側でフォーマットすると、Windows側では使えなかった
理由はいまいち分からないが、Ubuntu側でフォーマットすると、Windows側では認識されなかった。
以下の記事でも同じような症状が書かれている。
Ubuntu 20.04 で作った exFAT が Windows10 で読めない
参考文献
MicrosoftのexFAT仕様ドキュメント。
exFAT ファイル システムの仕様 - Win32 apps | Microsoft Learn
Buffaloの記事。ファイルシステムの違いについてまとまっている。
ファイルシステム(FAT32、FAT16、NTFS、exFAT、HFS、HFS+、APFS)の違いについて | バッファロー
Ubuntu側でフォーマットしたが、Windows側で認識されなかった事例。