VSCode, Perlで開発環境を構築する。
この記事では、VSCodeでPerlの開発環境を構築する方法を解説していく。
前提として、WSLで構築していく。
cpmのインストール
まずはcpmのインストールをする。cpmとは、CPAN installerの一種であり、標準のcpan、人気のcpanmよりも早く動作してくれるので 入れた方がよい。
以下のコマンドでcpmをインストールできる。
curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/skaji/cpm/main/cpm > cpm
chmod +x cpm
sudo mv cpm /usr/local/bin
cpm --version
Perl::CriticとPerl::Tidyのインストール
次はPerl::CriticとPerl::Tidyのインストールをする。
Perl::Criticは静的解析ツールであり、Perl::Tidyはコード整形ツール。これらを使うことで、コードを書きやすくしていく。
sudo cpm install -g Perl::Critic Perl::Tidy
VSCode の拡張機能「Perl Navigator」をインストール
次に「Perl Navigator」をインストールする。拡張機能の検索で「Perl Navigator」と入力すれば同名の拡張機能が一番上に出てくるのでこれをインストールする。
Perl Navigatorの@INCのPATHを追加する。
先ほど紹介したcpmは、cpm install Try::Tiny
とすることで./local/lib/perl5
のディレクトリ上にmoduleをインストールしてくれる。
しかし、Perl Navigatorのデフォルトの設定では、./local/lib/perl5
ディレクトリを検索して静的解析等をしてくれないので、
Perl Navigatorの@INC
の設定をする必要がある。
方法はSetting
を開いた後に「perl inc」と検索すると、「Perlnavigator: Include Paths」という項目が出てくるので、そこのsettings.json
をクリックする。
その後、perlnavigator.includePaths
を以下の様に設定する。
"perlnavigator.includePaths": [
"${cwd}/local/lib/perl5"
]