PHP,Composer, MySQLをWindows11にインストールする方法
普段はLinuxでPHPを動かしているが、Windows上でもPHPを動かす必要が出てきたので、方法を解説する。
また、PHPをWindowsで動かすというのは、XAMPPやWSL等の仮想環境を使うという意味ではなく、直にWindows上で使うということだ。
そもそも、WindowsにPHPをインストールできるのか?
結論を言うと、できる。
少し前に、MicrosoftがPHPのサポートを打ち切るとアナウンスしたが、あくまでもMicrosoftがサポートしないと言っただけで、 PHPのコミュニティは相変わらずサポートを行っている。
- 参考記事:Microsoftが「PHP」サポートを縮小 ~「PHP 8.0」バイナリは公式提供せず - 窓の杜
- 参考記事: さよならPHP、WindowsでのPHPのサポートが「2022年11月28日」に完全終了:Microsoft Azure最新機能フォローアップ(132) - @IT
PHPをWindowsにインストールをする方法
PHP For Windows: Binaries and sources Releases
上記のページからPHPの実行バイナリ等がダウンロードできるので使う。
「Zip」という項目があるので、そこをクリックするとダウンロードできる。 VCと書いてあるが、特にVisual Cが必要というわけではない。
ダウンロード後は、PATHを通す。
php.iniの設定を編集する
Windows版のPHPでは、多くのPHP extensionが同梱されているが、デフォルトでは未使用の設定になっている。
そこで、先ほどPHPをインストールしたフォルダのC:\Program Files\php-7.4.33-Win32-vc15-x64
にあるphp.ini
を編集する必要がある。
(Windowsのフォルダでは、単にphp
というファイル名、種類が構成ファイル
という名前で表記されているので注意。)
例えば、php.ini
には以下のような記述があるので、行頭の;
を削除しよう。
extension=fileinfo
extension=mbstring
extension=openssl
extension=pdo_mysql
特に上記のものはよく使うPHP extensionなので入れておくとよい。後は、必要になった時に入れていく。
Composerをインストール
上記のページからダウンロードできる。「Composer-Setup.exe.」というリンクがあるので、それをクリックすると、 インストーラーがダウンロードできる。
その後は、インストーラーの指示に従って作業をするだけ。
MySQLをWindowsにインストール
MySQL :: Download MySQL Installer
上記のページからダウンロードできる。(悲しいことに、32bit版しかない)
インストーラーをダウンロードした後は、インストーラーに従って作業をするだけ。
インストール完了後は、C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 8.0\bin
のフォルダにバイナリファイルがあるので、PATHを通す。