CentOS7にphpbrewとphpを入れてPHPの開発環境を構築する方法
phpの環境開発を構築するために、バージョン管理をしてくれるphpbrewを先に入れて、その後 phpを入れることに成功したので備忘録としてまとめていきます。
参考記事:phpbrew/phpbrew: Brew & manage PHP versions in pure PHP at HOME
ボクの開発環境
- CentOS 7.5
- Windows 10 (ホストマシン)
1、phpbrewを CentOSに入れる。
phpbrewを CentOSに導入するために、まずは依存関係のあるパッケージをインストールしておく。
公式ページ「 Requirement · phpbrew/phpbrew Wiki](https://github.com/phpbrew/phpbrew/wiki/Requirement)」に書かれている通りに、[CentOSの環境に必要なパッケージを入れていく。
まずは、以下の3つの yumコマンドを実行する。
yum install make automake gcc gcc-c++ kernel-devel
yum install php php-devel php-pear bzip2-devel yum-utils bison re2c libmcrypt-devel libpqxx-devel libxslt-devel pcre-devel libcurl-devel libgsasl-devel openldap-devel
yum-builddep php
途中に「本当にインストトールしますか?」みたいな事も聞かれるが、全てy
と入力すればよい。(-y
のオプションを入れても良い)
その後、以下のコマンドも実行。
yum install httpd-devel
そして以下のコマンドも実行する。
# CentOS/RHEL 7.x:
sudo rpm -Uvh https://mirror.webtatic.com/yum/el7/webtatic-release.rpm
# CentOS/RHEL 6.x:
sudo rpm -Uvh https://mirror.webtatic.com/yum/el6/latest.rpm
# If you don't have php(phpを持っていない場合)
sudo yum install --enablerepo=webtatic php php-xml
wget http://pkgs.repoforge.org/rpmforge-release/rpmforge-release-0.5.2-2.el5.rf.x86_64.rpm
sudo rpm -Uvh rpmforge-release-0.5.2-2.el5.rf.x86_64.rpm
sudo yum install --enablerepo=rpmforge re2c libmhash
今回、僕は CentOSのバージョンが7.5でかつ、 phpをまだインストールしていなかったので、最初のコマンドだけを実行した。
自分の CentOSが phpのパッケージを持っているかどうかは、yum list | grep php
等で調べられる。
2、 phpをインストールする
phpbrewの依存パッケージのインストールが終われば、phpbrew本体のインストールを行う。
と言っても、これも公式ページ「phpbrew/phpbrew: Brew & manage PHP versions in pure PHP at HOME」を参考に行えば良い。
curl -L -O https://github.com/phpbrew/phpbrew/raw/master/phpbrew
chmod +x phpbrew
# $PATH で見つかる場所にphpbrewを移動させて!
sudo mv phpbrew /usr/local/bin/phpbrew
やっていることは、phpbrewのファイルをダウンロードして、そのファイルのモードを変えたりファイルの場所を変えているだけだ。
次に以下を実行。
phpbrew init
次に、vim ~/.bashrc
等でbashrcファイルを呼び出し、以下の一行を追加する。
[[ -e ~/.phpbrew/bashrc ]] && source ~/.phpbrew/bashrc
これで基本的なphpbrewの設定は終わり。他にも色々な設定ができ、自分好みにカスタマイズできるが、詳しくは公式ページを見てほしい。
3、 phpをインストールする
ここまで来てやっと phpをインストールできる。
まずは、どの phpがインストールできるかをチェックするためには、以下のコマンドを実行する。
phpbrew known
これで多くのバージョンが出てくるはず。さらに詳しくバージョンを知りたい場合は、phpbrew known --more
とすれば良い。
phpbrew install 5.4.0
上記のコマンドをすることで、 php 5.4.0がインストールされる。
もし、上記のコマンドを実行したらconfigure error:cannot find openssl's libraries
と言うエラー文が表示される場合は、以下の様にコマンドを実行すると上手くいくはず。
phpbrew install 5.4.0 +openssl=/usr -- --with-libdir=lib64
参考記事:Cannot find OpenSSL's libraries · Issue #418 · phpbrew/phpbrew
参考記事:phpbrew install時OpenSSLが見つからない場合 - Qiita
他にも、 mysqlと紐づけたり、 phpの他バージョンもインストールして、バージョンを切り替えたりできる。